CP概論 第3回

新しい活動を知り、魅力発見の仕方について学ぶ

明舞団地で生じている課題について新しい活動が広がっています。

また、魅力発見の一つの方法としてワンダーマッピングについても学びます。

明舞団地での新しい活動

まずは在宅医療を積極的に行っている清水政克氏より講義を行って頂きました。

「フレイル(虚弱)ドミノ」の入り口は「社会とのつながり」を失うこととのこと。コミュニティが何よりも大切なことがわかりました。また在宅医療だけではなく、地域の医療介護従事者の集いとして「ケアカフェめいまい」や明舞の住民講座として「めいまい保健室」も開催されており、地域と医療をつなぐ試みに多職種でアプローチするしていくサポート体制の構築を考えられているとのお話も伺いました。

在宅医療等について学ぶ学生たち

次に食の支援を通じて高齢者の見守りを行っている入江氏よりご講義頂きました。

団地再生とコミュニティ活性化事業の一環として始められたモデル事業ですが、モデル事業終了後10年以上にわたり継続されている事業です。高齢化率が40%を超える明舞団地で、食をとおした「ふれあいの場」づくりとして「ふれあい食事処」をオープンされています。また配食サービスでもお弁当を渡す際のふれあいを大切にされていることをお話し頂きました。学生からはビジネスとして行ってはどうか?ボランティアの高齢化は?等の質問がありましたが、運営ボランティアの方々も生きがいとして行ってくださっているとのこと、大事にしたいものを地域で守っていく地域包括ケアシステムの構築を望んでいらっしゃります。居場所(コミュニティ)があることの重要性を教えて頂きました。

食を通じた高齢者の見守りについて学ぶ学生たち

3番目の講師として、「特定非営利活動法人Oneself」の中野みゆき氏より「外国にルーツを持つ」中国残留邦人への支援についてご講義頂きました。

家族間でもルーツが異なる等の問題も抱え、地域社会での孤立化する中国残留邦人の方々への支援について学びました。明舞団地には多くの中国残留邦人の方がいらっしゃるようです。地域に根ざした多文化共生のまちづくりを目指して活動を続けていらっしゃいます。

外国にルーツを持つ中国残量邦人への支援について学ぶ学生たち

これらの3人の方々からの講義を聞き、CPプログラムでケア領域を担当する看護学部塩見教員からは、「取組だけに注目するのではなく、背景にいる住民の方々の生活に目を向けてほしい」とのコメントがありました。

 

ワンダーマッピング

ワンダーマッピングについての講義

午後からはまちを歩いてワンダーマッピング。

まずは前畑氏よりワンダーマッピングについての講義です。まちの中にある様々な視点からみたワンダー探しの極意を教えて頂き、いよいよワンダーマッピングへ。今回は、班ごとにipadを用いて、ワンダー探しに出かけます。教員班も動員され、定められたワンダー写真と気になるワンダーを探します。

その中でもビジネス・ケア・デザインの視点で大切にしてほしいことも各教員からご教示頂きました。

さあ、ワンダーマッピング。

この写真は、教員班、森家先生によるワンダー写真。森家先生、ご協力ありがとうございました。

昔の写真とそっくりの写真をとる

みなく~る明舞に戻ってからは撮影してきた写真を見ながら、ipadで整理を行いました。その後、ワンダー写真の発表と「変えたらよいところ」「使ったらいい」もの等も期待する効果を含めて提案を行いました。

今回のワンダー探しはipadを用いて行いました

ワンダー探しの発表

次回は、これまでの取り組みをもとに、よりよいまちづくりのために何が必要が意見交換を行っていきます。