取り組みの概要

本取り組みは、宮城大学と兵庫県立大学が相互の強みを活かして連携し、地域社会が抱える課題解決と健全な地域コミュニティの担い手となる人材「コミュニティ・プランナー」を育成するための実践的人材育成の教育課程(コミュニティ・プランナー育成プログラム)を構築するとともに、ステークホルダーと協働し、社会の要請に応え地域再生サイクルの原動力となる地域連携教育拠点(CPEC)の設置・運営を行うものです。

両大学は「ともに被災地に立地する公立大学」として、被災後18年に及ぶ復興の経験(兵庫)と、今後10年以上継続する復興のフィールド(宮城)を持ち、地方都市や農山漁村の問題など取り組むべき共通の地域課題を有しています。

宮城県内の自治体や企業と協力し、三学部の特性を活かした多くのプロジェクトによって地域に貢献してきた宮城大学と、兵庫県内に多数の拠点を有し幅の広い研究分野および社会貢献実績を持つ兵庫県立大学が、互いに持てる知的・人的資源を協働して有効活用する仕組みのモデルを構築することは、公立大学の果たすべき機能を強化するために重要です。

特に、両大学が有する「ビジネス」、「ケア」、「デザイン」の3領域にわたる教育資源を融合して、真に持続的な地域コミュニティ形成に貢献しようとする取り組みが、本プログラムの大きな特徴です。この全国的にみても他に類を見ない唯一の取り組みを教育プログラムとして確立していくことは、地域に貢献する公立大学の姿を具体的に提示するモデルとなる可能性を秘めています。

さらに、未来を見据えた新たな教育課程の構築と、単位互換や教員の相互派遣など新たな仕組みによる共同教育体制の整備を行い、両大学の強みを活かした地域社会のための教育研究分野を共有することにより、二大学間の効率化や機能分化、他大学との差別化を進め、公立大学としての責務を果たすことを目指しています。