コミュニティ・プランナー(CP)育成プログラムの初年度講義である「CP概論」を2014年度に受講した学生たちの声を集めました。

藤田 有紀 さん(経済学部)

震災の経験から、地域再生を学びたくてCPプログラムを受講

初めて学校でCP概論の講義の説明を受けたとき、単純に「地域活性化」という言葉に惹かれました。
元々私は神奈川県出身で、東日本大震災が起こったときはスーパーにいて、上から瓶が落ちてきたのを覚えています。計画停電も経験しました。

しかし震災直後、関東圏にいたのにも関わらず、私は何もすることができませんでした。そのことから、大学に入る前から東日本大震災の復興に何らかの形で関わりたいと思っていたのです。CP概論では地域再生について学べ、そして何より兵庫県は一度阪神淡路大震災を経験しているからこそ学び、生かせるものが沢山あると思い、受講することを決めました。

地域課題解決の困難さを実感できた

藤田さん「長い時間がかかる問題でも、将来を見据えて」

藤田さん「長い時間がかかる問題でも、将来を見据えて」

 

CP概論の授業では他学部との交流の機会が多く設けられ、これまでの自分の考えとは全く異なったものを多く発見し、刺激を受けることができました。
グループでのディスカッションでは複数人で1つの意見をまとめることの難しさを、グループ同士の意見交換ではいろいろな視点から考えることで見方が変化し、それによって考えが変化したり新たな考えが浮かんだりすることを学びました。

また、地域課題を解決するための解決策を考えるにあたり、アイデアを出すことはできても、それを実行するとなると、人手やお金がかかり一気に難しくなることにも気付きました。

9月に行われた宮城大学との交流会では実際に被害を受けた南三陸や石巻を訪れ、現状を視察しました。3年半経った今でも、傷跡がくっきり残っています。テレビのニュースで幾度となく放送された地域や建物の光景が、画面越しではなく実際に目の前に広がっている。この目で確かめるまではどこか空想であってほしいと思っていたのかもしれません。
自然の脅威を目の当たりにし、現地の方々に貴重なお話を伺って、まだまだ課題が残っていることを再確認しました。

将来を担う世代として、課題解決に取り組みたい

地域の課題は兵庫や宮城に限らず、どこでも抱えているものです。それを解決するためには、アイデア、人手、お金、そして時間がかかります。そして何よりも、地域の住民同士の連携が必要になってきます。その結びつきが弱まりつつある今、私たちの世代が地域活性化に向けての解決策を提示し実践していく必要があると私は考えます。
数年では解決できないような問題であっても、将来を見据えたうえで、考えや活動の記録を後輩に伝えていくのが私たちの仕事です。