コミュニティ・プランナー(CP)育成プログラムの初年度講義である「CP概論」を2014年度に受講した学生たちの声を集めました。

山川 勝也 さん(環境人間学部)

幸せだと思えるまちをつくりたい

山川くん「コミュニティを重視するまちづくり論を学びたい」

山川くん「コミュニティを重視するまちづくり論を学びたい」

 

私がCPプログラムを受講しようと考えたのは、兵庫県立大学を選んだことが間接的で非常に大きな理由になっています。

私はそもそも人びとの健康の手伝いをする仕事をしたいと考えていました。それは私が幼いころから「みんなが幸せになれる世の中だったらいいのに…」と感じていて、「みんなが幸せになるにはまず健康が大切」と考えていたからです。
しかし、幸せというものを考えれば考えるほど、人によって幸せの捉え方が多様であり、また健康であれば幸せになれるわけでもなく、そもそも健康でいるにあたっては、医療者の尽力もさることながら、暮らしている環境もそれ以上に重要であるというようなことに気づかざるを得なくなりました。そのとき、私が本当にやりたいことは「そこに暮らしている人が幸せだと思えるまち」をつくることであると思うようになりました。

そのように考えていたとき、どの大学に入りたいかという選択をすることになります。まちというものは物質的には土地や建物なのかもしれませんが、そこに暮らす人びと、そのコミュニティが重要です。大都市でのまちづくりの基本は「どういうふうに発展していくか」というようなものでしたが、それではあまりにも物質的すぎますし、急速な人口減少を抱える日本ではこれ以上の発展をのぞめないまちも多く存在するのです。

そこで私は都市をどう発展させるかということとは異なるベクトルでのまちづくりを勉強する必要があると感じました。多くの学問という学問の究極目標は、乱暴に言ってしまえば人類が幸せになることなので、多くの分野を学べばそれだけ考えるための材料が増えると思いました。
そこで、まず文系理系にとらわれない広い分野の勉強ができる大学、さらに地域に密着し大学在学中にまちづくりの実践に関われる大学、物質的なまちづくり論ではなくコミュニティを重要視するまちづくり論を学べる大学、こうした大学を探していたら兵庫県立大学環境人間学部が見つかったのです。

CP概論で得た学びを活かし、学部での専門性を深める

入学してまもなく、CPプログラムの存在を知りました。CPプログラムではまさにまちづくりの実践に関わったり、物質的ではなくコミュニティを重要視したまちづくりが学べるということだったので、一も二もなく飛びつきました。

一年次ではまず、CP概論としてフィールドから生きた知識を学び地域の課題解決のための基本的な知識や考え方を学びました。CP概論では、地域を元気にしたいという志を持った人や、地域を学びたいという人、あるいは私と同じようなことを考えている人、いずれも似ている目標を持つ人が集まっているので、CP概論の講義中はもちろん、学部を越えて共通の目的を持った仲間どうしで交流することでも新たな発見や考えに気づかされます。
これはCPプログラムに参加しなければ得られなかったことでしょう。

今はまだ一年生ということで、私自身も含め、CPプログラム参加者はまだまだ知識も経験も足りていないと思います。しかし、CP概論で得た知識や経験、気づきを生かし、今後の学部での勉強で専門性を深めたら、二年次以降のCPプログラムではより深い気づきが得られ、実践へと結びつくのではないでしょうか。